フリーランスマッチングサイトとは、フリーランスの方が仕事を獲得するために発注側とのマッチングを行うサービスを指します。個人で活動するフリーランスの場合、案件獲得は法人に比べて難しいことが多いため、このようなマッチングサイトを利用することで案件が取りやすくなるなど、メリットがあります。
ここではおすすめのフリーランスマッチングサイトについてご紹介いたします。
目次
フリーランスマッチングサイトとは？
フリーランスマッチングサイトでは、フリーランスは自身のプロフィール登録を行い、その実績や経歴を確認した発注者が案件の相談を行ったりすることになります。
このフリーランスマッチングサイト利用の流れですが、発注側が依頼したい仕事についてサイトに登録し、その内容に興味を持ったフリーランスが案件に応募することで発注側と接触します。発注側は応募してきたフリーランスの中から金額やスキル、条件面にマッチした人を選び（マッチしないと判断した場合には不成立）、詳しい案件内容の提示、条件面の擦り合わせを行っていきます。なお、フリーランスマッチングサイトの中には、エージェントやコンサルタントが介在し、案件探しをサポートしてくれるところもあります。
フリーランスマッチングサイトを選ぶ際のコツ
フリーランスマッチングサイト自体は世の中に存在していますので、たくさんのマッチングサイトに登録すればその分案件に出会う確率は高くなるかもしれません。フリーランスマッチングサイトの特色として
- 専門性の高いマッチングサイト
- 若手やシニアといった年齢で識別されるようなマッチングサイト
- エンジニアやプログラマといったIT専門型のマッチングサイト
- 案件数の多いマッチングサイト
といった具合に、独自の専門性を持ったサイトがあります。
また、これらのフリーランスマッチングサイトは
- クラウドソーシング型
- エージェント型
- メディア/SNS型
といった3つのタイプに分かれます。この3つのタイプについてはさらに細かく見ていきます。
クラウドソーシング型
クラウドソーシング型とは、ネット上の不特定多数のフリーランスに対して発注者側が案件を提示し、発注するタイプのものです。このクラウドソーシング型では、フリーランスマッチングサイトに掲載された案件に対して、フリーランスが応募することでマッチングが起こります。クラウドソーシング型はフリーランスからすると、気軽に応募できるというメリットはありますが、反面人気の案件には募集が殺到してしまい、案件獲得が難しくなる傾向にあります。たとえば、単価の高い案件やメジャーなクライアントの案件などの場合には特にその傾向が強くなります。
ほかにもこのクラウドソーシング型は、フリーランスがサイト上のプロフィールに掲示し、発注者側にアピールするタイプのものや、コンペ形式のものなどが存在しています。いずれにせよ、マッチングされる案件は最終的には1つまたは少数であることが多く、狭き門となることは否めません。
エージェント型
エージェント型とは、専門のエージェントがフリーランスマッチングサイトに介在し、営業から案件に関する金額や納期交渉などについて代行して対応してくれるタイプのものです。特に営業や事務が苦手なクリエイターの場合には、面倒な作業をすべてエージェントがやってくれることから、非常に便利です。さらに案件選びのサポートなども行ってくれるので、金額はよいけれども自身にマッチしていないと感じる案件などについて、第三者的なアドバイスをもらったりできる点もメリットです。
メディア・SNS型
メディア・SNS型とは、PR媒体や広告、SNSなどを介して案件を獲得するものです。今やSNSは若者を中心に利用されていることもあり、気軽に利用できる点がポイントとなります。
おすすめのフリーランスマッチングサイト
ここからはおすすめのフリーランスマッチングサイトをいくつか紹介していきます。フリーランスマッチングサイトを選ぶ際のポイントですが、まずは利用者数が多いことに注目しましょう。利用者が多いということはそれだけ案件が集まっているということです。その分競合は多くなりますが、数自体が多ければ諦めずに応募することで案件を獲得できる確率は高くなるはずです。
クラウドワークス
クラウドワークスは、国内シェアおよび取引額No.1、さらにはワーカー数No.1を掲げる日本最大級のフリーランスマッチングサイトです。仕事の種類は250種類と非常に豊富。デザイン発注やサイト制作、ライティング、アンケート調査、その他数多くの案件が日々マッチングにて成立しています。クラウドワークスの人気の理由は、発注企業は全国78万社もある点。応募が来るまでは最短1分、業界No.1となる480万人の登録者数を誇る人気のサイトである点です。その一方で、案件や登録者数が多いことから案件単価が安くなりがちであったり、質の低い案件も多いという噂があるため、案件選びには慎重にならざるを得ません。
ランサーズ
ランサーズは、国内でも大手のクラウドソーシングサイト。満足度や実績はNo.1と謳われています。導入企業は40万社を突破するなど、業界大手の企業からの案件は多いため、フリーランスが実績を積み重ねるには最適なサイトと言えるでしょう。報酬の未払い対応もしっかりしているため、支払いが無いと困ることはありません。
レバテックフリーランス
レバテックフリーランスはよくCMでも見かける有名なフリーランスマッチングサイト。IT系エンジニアフリーランス専門の求人案件が展開されています。職種の性質上、案件単価が高いことが多く、利用者の平均年収は876万円だと言われています。利用者の75%はフルリモートでの参画であるなど、業界的にもITツールを駆使した案件のやり取りができる点がメリットです。
取引者数は5,000社以上、利用者満足度は92.6%、契約更新率は93%（いずれも公式サイトより）と実績もしっかりしています。一般的にフリーランスは収入が不安定になりがちですが、エンジニア職はIT技術者不足という現状を踏まえると独立して高額案件を手にするチャンスがある職種といえます。
ココナラ
ココナラとは、得意・不得意を売り買いするスキルマーケットです。フリーランスの持つ技術をサイト上のマッチングで提供し、お金にすることができます。たとえば、イラスト制作、Webサイト・動画制作、マーケティング、コンサル、ライティングなど450種類のカテゴリがあり、多数の仕事がやり取りされています。オンラインで完結するのが基本的な流れなので、ストレスも最小限で済む点もポイントです。お金に関してはココナラが仲介するため、安心して取引ができます。
発注ナビ
発注ナビは、システム開発会社やアプリ開発会社などIT系の発注者とのマッチングができるサイトです。IT案件に特化しているので理想的なパートナーを見つけることが可能です。これまでの紹介実績は15,000以上、対応者数は3,500にものぼります。
ITプロパートナーズ
ITプロパートナーズは、IT起業家・フリーランスの自立を支える仕事紹介サービスです。専属のエージェントが希望に沿った案件を紹介してくれます。週2日から働けるなどの融通が利くことや、直接クライアントとの契約ができるため、金額も高いのが特長です。利用企業の数は2,000社と数は豊富です。月に40～50万円の仕事もたくさんあるので、スキルと実績が伴う方であれば満足のいく案件に出会うこと間違いありません。
