社会人が自習室を利用するメリットや定番自習室スポット4選

学生時代と比べると、社会人にもなると自由に使える時間も少なくなり、なかなか勉強することができないという人も多いのではないでしょうか。なかには仕事から帰宅した後に勉強しようと思っても、疲れ果ててできない人も多数いると思います。
そんな社会人におすすめするのが、自宅以外の場所、たとえば自習室を使った勉強法です。自宅以外の場所で勉強することにより、オン/オフの切り替えもできますし、より集中して学習できるメリットがあります。
そこで、今回は社会人が自習室で学習するメリットや、その他のおすすめする勉強場所について解説します。

社会人が勉強するメリット

社会人が勉強することで、さまざまなメリットが得られます。

キャリアアップにつながる

社会人が勉強することで得られる最も直接的なメリットは、キャリアアップによる自己評価の向上です。
勉強して新しい資格やスキルを取得することで、知識も当然増えますし、仕事の効率が上がるため、業績が良くなることが期待されますし、その結果として昇進や昇給のチャンスが増える可能性が高まります。特にIT分野などの技術の進化が速い分野では、継続的な学習が不可欠です。
さらに、自己啓発としての学びは、転職市場でも大きなアドバンテージとなります。採用側から見ても、常に自己研鑽に励む姿勢は高い評価を受けやすく、より高いポジションや専門的な職務への道が開けるでしょう。

人脈形成ができる

また、勉強を通じて新たな人間関係を築くことも期待できます。社会人向けのセミナーや研修、勉強会などに参加することで、同じ志を持つ仲間や専門家と出会う機会が増え、業界内でのネットワークが広がり、情報交換やビジネスコラボレーションの機会も期待できるでしょう。
勉強の場で知り合った方との人脈が広がることで、悩みを抱えた時に相談できるようなコアな関係も得ることができます。

社会人があえて外で自習するメリット

社会人が自宅以外で勉強をするメリットは大きく2つあります。

誘惑を避けて集中して勉強できる

勉強は自宅でやれるのが一番の理想ですが、自宅は誘惑が多く勉強に集中できない人も多いのではないでしょうか。たとえば、マンガやゲームなど趣味に関するもの、また趣味がなくてもなんとなくソファに座りながらテレビを見てしまって時間が経ってしまうことも多いからです。
そのため、あえて外出先に勉強できる場所をつくることで、集中して作業できるメリットを得られます。

オンオフを切り替えられる

普段は自宅で勉強している人であっても、一度集中が切れてしまうと、再度気持ちを乗せるのには時間がかかります。そのため、自宅以外にも気軽に利用できる自習スポットをつくっておくとオン/オフの切り替えができ非常に効率的です。

社会人の定番自習スポット4選

社会人がよく利用する定番自習スポットとしては、以下の4つがあります。

  • カフェ
  • ファミレス
  • 図書館
  • カラオケボックス

それぞれのメリットやデメリットも紹介するので、場所選びの参考にしてください。

カフェ

メリット デメリット
  • 無料のWi-Fiが利用でき、ネットが使える
  • 飲食を楽しみながら勉強できる
  • 仕事終わりでも利用しやすい
  • カフェによっては長時間の滞在がしにくい
  • 座る場所によってはお客さんの話し声や音が気になって集中しにくいことがある
  • 席が確保しにくいこともある

カフェを利用するメリットは、無料Wi-Fiが利用できるので、ネットを使った学習がしやすいことです。
また、長時間利用するとなると、喉が渇いたり小腹がすくこともありますが、カフェなら好きなタイミングで美味しいコーヒーや食事を楽しみながら勉強をすることができるのも大きなメリットです。
ただし、カフェによっては長時間滞在がNGとされていることもあるので、事前に確認しておくと安心して利用できます。カフェは周囲の話し声や音が気になるというデメリットもあるため、ある程度雑音があっても集中できる人でないと厳しいかもしれません。

ファミレス

メリット デメリット
  • 朝早く、夜遅くまで営業しているので社会人も使いやすい
  • ドリンクバーが利用できるので好きなタイミングでドリンクが楽しめる
  • 仕事終わりでも利用しやすい
  • ファミリー層が多いのでさわがしいことも
  • Wi-Fiが使えない店舗もある
  • 混雑時は長時間利用がしづらい

ファミレスはカフェとも似ているところがありますが、社会人の自習スポットとしてよく使われます。
ファミレスが社会人の自習スポットによく使われる理由は、「朝早く、夜遅くまで営業している」ことです。社会人の場合、サラリーマンの方であれば日中は本業があるため、朝もしくは仕事終わりに勉強することになります。そのため、ファミレスのような朝早くから遅くまで営業していると利用しやすいです。
また、仕事の前や仕事終わりに利用すれば、合わせて食事も済ませられるので、忙しい社会人にとって利便性が高いです。
しかし、ファミレスはカフェよりもファミリー層が多く騒がしいため、なるべく音がないほうが集中できる人には不向きです。

図書館

メリット デメリット
  • 無料で利用できる
  • 静かな環境で集中できる
  • 本を読みながら自習したい人におすすめ
  • 飲食禁止なことが多い
  • 利用できる時間が限られる
  • 図書館によっては席が取りづらい

お金をできるだけかけずに勉強したい人は、図書館も自習するのに定番のスポットのひとつです。
図書館はもともと「静かに本を読むこと」がメインなので、静かな環境で空調も整っており自習しやすい場所と言えるでしょう。なかには、「自習室」を設けている場所もあり、Wi-Fiが利用できたり、充電設備が完備されているところもあります。
ただし、図書館内は基本的に飲食が禁止とされていますので、食事をする際には、席をいったんリリースしなければならないケースもあります。
また施設によりますが、図書館の営業時間は遅くとも夜9時頃までなところも多く、仕事終わりに自習したい社会人にとってはなかなか時間が合わないかもしれません。

カラオケボックス

メリット デメリット
  • 個室で作業できる
  • ドリンクやフードの注文もできる
  • 営業時間が長い
  • 部屋が薄暗いことが多い
  • 机が低く勉強しづらいこともある
  • 周囲の歌声が聞こえてくるので、集中しづらい

本来の目的とは異なりますが、カラオケボックスも定番の自習場所の一つです。
もともとカラオケボックスは勉強する場所ではありませんが、施設に迷惑をかけなければ勉強をしていても問題ありません。コロナ禍では、一部のカラオケボックスにてリモートワークや勉強スペースとしても宣伝していたこともあるので、利用したことがある人もいるでしょう。
実際、カラオケボックスは個室スペースが利用できるため、周りの目を気にせずに勉強したい人にはおすすめする場所と言えます。さらにドリンクやフードの注文もできるので、長時間自習をしたいときにも便利です。
しかし一方で、店舗によっては部屋の明るさを調節できないことや、机が低くて勉強しづらいというデメリットもあるため注意が必要です。

集中して効率的に作業したいなら防音設備のある場所がおすすめ

社会人が空いた時間を使って勉強するとなると、平日なら朝もしくは仕事終わりと限られた時間で集中できる場所が見つかるかどうかが重要なポイントです。
そのため、効率よく勉強したいなら防音設備のある場所を利用するのがおすすめです。
そこでおすすめするのがレンタルオフィスの利用です。自分専用の個室を利用できるレンタルオフィスであれば、確実に静かで集中しやすい環境で自習に取り組めます。
また、レンタルオフィスであればほぼWi-Fiや電源が完備されているので、パソコンを使ったオンライン学習や何かを調べながら勉強をするにも便利です。

社会人の自習スポットは集中して効率的に作業できる場所選びが重要:まとめ

今回は、社会人が自宅以外で学習するメリットや定番の自習スポットについて紹介しました。
普段自宅で学習する人も、あえて自宅以外の場所にも自習室を見つけることでオン/オフの切り替えにつながり、効率的に学ぶことができます。
ぜひ、外出先にも自分だけの自習室を作ってみてはいかがでしょうか。

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